ばあさま・今

ばあさま・今

貫洞 やくどころのばあさまのことば

あんた、今を生きんと
どこで生きるんね。
魂とか前世とか、ど~~でもよかたい。
今のあんたが、
目の前にあっとる(起きている)ことに
どぎゃんか生きるんかが大切じゃ。
自分のできるを精一杯やることじゃ。
余計なことば考えんと、ただただ、やるんじゃ。
目の前の人たちとどう生きるんかが重要じゃ。
命あればの物種じゃわぃ。

ばあさまたちの中でも、ひときわ異彩を放っていたばあさまのひとりです。
薬(やく)どころばあさまは、仕事も人生も完璧にこなす人に見えていました。
実際に仕事は完璧と言えるほど美しい方でもありました。
中学生に上がる頃、この「完璧」というものが何であるか問いかけました。
そして、どのように生きればその完璧が手に入るのか?を問うた時にもらった言葉です。
当時は意味不明でしたが、今となればなるほど、です。
ご自身の置かれている立場や、自分が感じる役割というものに対し、ただひたむきに行動をし続けること。
もしその場所が自分の生きる場所でないと思うならば猶の事、今の目の前をやる。生きる。
それをやっていればこそ、本来の場が何であるかが見えてくるというものでした。
目の前をとことんやるからこそ、その場を逃げることもできれば、邁進することもできる。
全てはしっかり両目を開けて今を見て受け取ることなのでしょう。

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