岳洞 おやすみどころの
ばあさまのことば
人は縛れんと。
夫婦になっても
師弟関係になっても
雇用関係になっても
人は人のことを縛れんとよ。
人は魂に自由があることを
ちゃぁんと知っとるけんね。
縛られそうになったら
逃げたくなるんよ。
逃げたくなるのに
そこにおるんは、
相手の言葉や想いが
自分に対して
愛がちゃぁんとあるて
わかっとるときだけたい。
愛のつもりでも
縛ろうとする気持ちが
あるときは、それは
愛でもなんでもなかと。
お金でも得でも利でも
人はぜったいに縛れんけな。
愛情という名の縛りを夫婦や恋人同士などで持ち合うこともありますが、やはり人というのは、エゴの塊なので愛とエゴのはき違えが起きたりします。
そして、昨今の師弟関係というのは、金銭で出来上がっている師弟関係なので、師は弟より金をもらうというセミナー形態。
ただの売買関係にも関わらず、講師が師弟関係だという体を押し付け、受講生を縛るという現象で不文律が起きていたりするのです。
もちろん、世の中には師弟関係を成立をしているところもありますが、現代の世の中の純粋な師弟関係はほぼ壊滅状態と言えるでしょう。
受講生という名の弟は、しっかりと師を選ばないと痛い目に合う時代です。
師はただの講師であって、己の在り様と縛りに対する意識をどれほど柔軟に持てるかが、とても重要になってくることでしょう。
師も講師も、弟や受講生が居てくれて、初めて前に立てさせてもらえる存在になれているだけですからね（笑）
