ばあさま・おなじじゃない

ばあさま・おなじじゃない

貫洞 はじまりどころの
ばあさまのことば

人と同じが嫌や、とか
同じことをしないかん、とか
色々言われて
子供は大変やし
大人も大変なんやけど、
人は違う肚から出てきちょるけん
みんな違うが当たり前やん。
同じには絶対にならんわぃ。

兄弟姉妹、
同じ肚から出ても
似てるだけで、
ちーっとも同じと違うんよ。

廻りと同じ行動をする言うんは
場の秩序を守る必要が
あるときだけやけん、
自分の本音と違ってても
それも全然かまわんのよ。

 

人は他の人と同じは嫌だけれど
周囲環境では、はみ出したくない
空気を読んで行動しておきたいと
矛盾した感情を持っているものです。
そして、人と違うを意識せずとも
人は生まれた時から個であり
自立が確約されているので
ただただ、
自然にそのままであっても
本当は大丈夫なんだ
という現実しかありません。
それをあれこれと後天的に
色んな要らない付属を
装着してしまったがゆえに、
ありのままで、
の勘違いが増えているのも現実です。

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