呪術作用:邪気祓い
紙垂の形状の由来には、稲穂が垂れるさまや、龍神を意味する稲妻を表しているなど、さまざまな言い伝えがあります。
稲穂も稲妻も、いずれも神につながるものであり、それらを象った紙垂は、神に邪を寄せ付けないための厄除けの道具として使われてきました。
洞の呪術では、紙垂を邪気祓いのまじないに用います。
たとえば、紙をひねってつくる「紙維り」は紙垂と同等の力をもつと考えられるため、財布などに入れることで邪気祓いを日常的に行います。
邪気を祓うシチュエーションは、引越しや移転で新しい環境に入るとき、電車やバス、飛行機などの交通機関を利用するときなど、さまざまなケースが考えられます。
その際に、携帯した紙維りが邪気を祓ってくれることでしょう。
紙維りの代わりに紙垂の絵符を携帯しても同等の効果が得られます。
仕事の絵符と併用すれば、取引先から不利益を被る心配が激減するでしょう。
神社仏閣の参拝の際に持っておくと、より祓いの強いカードに育てることができます。