櫛(くし)

櫛(くし)


呪術作用:邪気祓い

氣運、波の調えを象徴します。

古来、櫛は女性を象徴させるものとして、古事記や日本書紀にも登場します。
櫛の素材はさまざまですが、なかでも竹や柘植が代表的です。
もともとこれらの素材には魔を除ける力が備わっているとされ、髪に宿る「他者から受けた械れ」と、「自分が生じた械れ」の両方を、櫛によって祓い落すことができると考えられています。
櫛の邪気を祓う力は、そのまま、まじないに用いられます。
たとえば、嫌なことがあったときは、櫛で髪をとかします。
そうすることで邪気が祓い削ぎ落され、氣の流れも瞬時に変わるでしょう。

また、自分自身が霊氣のコンディションに不安がある中、どうしても外出しなければならない時や、自分がやや委縮してしまう相手との面談面会などがある際は、櫛を簪の代わりのように使って髪をまとめておくと、髪から流れる霊氣の塞ぎや、アタリからの身の護りとなってくれることでしょう。
櫛のまじないは、このように髪をとかすことやまとめることで叶います。

櫛を持たない場合は、櫛の絵符を用いましょう。
特に、女性同士の揉め事に巻き込まれたときにも櫛の作法を取り入れることで「揉め事」という邪気が祓われます。
また、男性が包丁のカードと併用すれば、女難を祓い除けることができるとされます。

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