春の土用のはじまりに想う①

春の土用のはじまりに想う①

春の土用が滲みから本格的になってきましたね。
ほぼ全国的にもこのタイミングで春の土用が訪れているかと思います。
最近は土用のことを取りあげてくれる記事や占い師さんが増えてきているので、それはそれでよかったと思いつつも、肝心なことが伝わっていない様子には少々と思うところがあります。

「土に関することを避ける。」

これが多く周りに伝播しているかと思うのですが、確かにそれは嘘ではないしその通りの部分もあります。
ですが、なぜ土に関することを避けるのか?という部分についてはなかなか触れていないことがほとんどです。

この件を論じていくと、膨大なモノコトの説明が必要になりますのでなかなか厄介です。
かなりの省略で一部を伝えるならば、この季節の変わり目には様々に、モノコト次元時空のズレや歪みが生じやすいのです。
その歪みは人間だけでなく生きとし生けるもの、この地上の生き物には障りとなることがほとんどで、それらの障碍から命と身を護るために、土(季節の変わり目を表す五行)に関するものから出来る限り退いておく。
特に土は水を剋すとされておりますので、水回りにより注意しておくという流れなのです。
そして木は土を剋する関係なので、土の障りを押さえてくれる木を刻む、切り倒すような行いを避けること、となるのです。

私たちの身体そのものが土に触れてしか生きていけませんので、より土に関係するものへの感謝や労り、畏怖を受け止めながら暮らすことが重要となります。

ひとまずと本日はここまで。
次回は「土用の歪み」について書き残していきます。

 

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