【雑記】術師であることを想う。

【雑記】術師であることを想う。

どんなに特別で特殊な人間になろうとしても、
所詮、人は責任を負うことなく安全で安定が確約された世界でしかそれを望んでいないのです。

特別になろうとすればするほど、その分だけの義務や責任が発生し、自由な思想や感情を持つことからは遠ざかります。
そして、特別特殊という枠組みに縛られることになり、自らそこの場所から動かない、動けない状況を造り出すようになることが多々あります。

これはその極みを得ようとすればするほどに、深みが増せば増すほど、極みの確信を掴むことだけが目的になってしまうからです。
この状況が続けば、やがて世界観は孤立し、共有しあう部分からは遠ざかります。

まじないの部分はこの孤立と共有の関係性がとても重く要であり、常に脳内にはそれぞれの世界の親和性を観察する必要があります。
ただ、まじないを唱える行うだけではない、工夫や感覚を常に問われ、試されているように思います。
この感覚もまだまだ未熟で、正解も答えもひとつでないことを知るのです。

この世界のなかに生きる一介の術者として、まだまだと道は終わりなく続くことを痛感しています。

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