夏越しの大祓・えにしを振り返る

夏越しの大祓・えにしを振り返る

6月30日は夏越しの大祓でしたね。
今年は春のコロナ自粛と、ここ最近の感染拡大防止協力もあってか、様々なご神事が一般参詣中止になっており、この夏越しの大祓も同じように自粛されている場所が多かったようです。

きりん堂は関東を拠点にしたころから定例でお参りする場所があります。
そのいくつかはやはり自粛により神事の一般参詣は中止されておりましたし、雨天ということもあって人足はとても静かだったようです。
私は時間をずらして人の少ない頃合いに、そっと雨中の土地鳴り作法を歩ませていただきました。

それでもやはり信心深く信仰のある方はソーシャルディスタンスを守られつつ、お互いの参拝を気遣いながらお参りされていらっしゃいました。

本来の人を気遣う姿、というのを久しぶりにじっくりと拝見、体験させ居て頂いた時間になりました。

また、友人・顧客様からは多くのご連絡(ご報告)をいただく中で皆様共通だったのは、自宅に居ながらも丁寧にご自身の神棚やお仏様を調え、そして懇意の神社仏閣様への気持ちを込めてその方位ひとつひとつに手を合わせていらっしゃったということです。

こうした方々が全国各地でご自身なりにできる作法を繰り返し、その時の出来得ることを誠心誠意込めて行動にしていることがとても大切であり、大事で、神仏事なのだなぁと改めて思うのです。
そして家のまじないはこうして成立していき、土地の守りや家の守り、家族の守りとなって安寧祈願へと通るのでしょうね。

最近は様々な古い顧客様との再縁が届くことが増え、また有難く「かみほとけのえにし」というものを学びなおしさせていただいております。
夏越しの大祓を節目に夏の土用へ向けての心構えをいただきました。

この新たに見返している様々な「えにし」を大切に持ち直し、「まじない」の体系がより確固たる自分の、きりん堂の在り方へ容ツケ(かたちつけ)をしてまいります。

夏越しの大祓、ご一緒してくださった袖振り様方に改めての感謝を。

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