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  • 2021.05.30

《雑記》栗樹の火鉢

鎌洞縁の方より栗樹の火鉢を譲り受けました。 栗の木はとても柔らかいので、この太さで火鉢になる樹はとても貴重です。 しかも有難いことに鉢灰(八拝)をそのまま譲っていただくことも適いまして、 貴重に貴重が重なりまして、御宿りさまと共に拙堂に据えさせていただきました。 拙堂のお香炉灰と混ぜ合わせてみれば、見事にしっかりと炉底から三宝が出現。 黒珠と金珠が隠れていらっしゃいました。 火鉢の中に玉埋め作法が […]

  • 2021.05.30

芍薬(しゃくやく)

呪術作用:家庭、縁結び ゆったりとした心根、肚の象徴。 「立てば芍薬、座れば牡丹」といわれるように、重厚な美しさをもつのが牡丹なら、端正で若々しい印象を誇るのが芍薬です。 そんな芍薬は多年草です。手入れさえ行き届けば、毎年のように大輪の花を咲かせることができますが、手入れを怠れば花は一度で終わってしまいます。 焦って咲かせようとしても蕾はすべてしおれてしまうこともあります。 何度も咲くか一度で終わ […]

  • 2021.05.29

《雑記》食事五観・三

三には心を防ぎ過を離るることは、貧等を宗とす。 みっつにはしんをふせぎ とがをはなるることは、とんとうをしゅうとす。 ※恐山菩提寺さま配布紙より引用 お腹が減ると怒りっぽくなったりして、とかく過ちを犯しがちなもの、 そうかと云っておいしいから沢山食べ、嫌いなものだからと云って少しでやめたりはしない。 煩悩に焼かれ、振り回される己への戒めともいえるでしょうか。 食べることだけでない、目の前にあるひと […]

  • 2021.05.29

包丁(ほうちょう)

呪術作用:縁結び、邪気祓い 区切りと絶つ力の象徴です。 人でも物でも、良い縁を結ぶには、まずは腐れ縁や悪縁を断つことが必要です。 断つべき縁をそのままにして、新たに縁を結ぶことはできません。 たとえば、恋人が欲しい、結婚相手と巡り合いたいなどと願っているのにうまく行かないなら、先に不要な縁を断ちましょう。 「すでに縁を切っている」と思っていても、潜在意識のなかで復活愛を望んでいたり、過去の恋が辛い […]

  • 2021.05.28

紫陽花(あじさい)

呪術作用:縁結び 心の変化と成長の象徴です。 時に紫陽花の色の変化は花言葉にもあるように「移り気」とされ否定的な印象がありますが、洞の呪術においての紫陽花の花色の変化は、「人の心の成長を映し出す。本来の人の心の様をわかりやすく教えてくれている。」と解釈します。 人は常に何かしらの気づき、影響を受けて変化し、成長させることができます。 恋愛においては、一目ぼれというのもあるりますが、人の心と本来の結 […]

  • 2021.05.27

《雑記》食事五観・二

二には己が徳行の、全缺を忖って供に応ず。 ふたつにはおのれがとくぎょうの ぜんけつをはかってくにおうず。 ※恐山菩提寺さま配布紙より引用 私は今この食事を戴ける程日夜精進努力しているかどうか反省する。 食事を堂々と食せるかどうか?とても基本的なことを問われていますね。 八十八回の人の手間暇をいただいているならば、やはり私自身がどなたかの、いずれかの八十八手になれているかどうかという意識に繋がります […]

  • 2021.05.27

御握り(おにぎり)

呪術作用:家庭、人間関係 包容力と繋ぐことの象徴です。 御握りの形には、三角型、俵型、球型などがありますが、まじないに用いるのは三角型です。 三角山のおにぎりは、天地人の三才思想(天の時=運、地の利=環境、人の3つが調和して初めて物事は成就するという考え方)そのものでもあり、三神の紋とも言われています。 両手でしっかりと作る山の形は山岳信仰の日本独自の思想や宗教観、信仰心とも言われています。 争い […]

  • 2021.05.26

破魔矢(はまや)

呪術作用:就職、邪気祓い 「祓い」と「達成」の象徴です。 破魔矢の「破魔」は、矢を当てる的のことで、蔓草や藁で編んだ直径20cmほどの円形をしています。飛鳥時代には宮中の正月行事「射礼」で用いられました。農村では、宙に投げた破魔を矢で射て、矢の角度や刺さった深さなどから作柄を占ったといいます 洞の呪術では、破魔矢には「祓い」と「達成」のふたつの役目があるとしました。 破魔矢は問題を打ち破る力がある […]

  • 2021.05.25

霊能力がない占い師は優勝する

このタイトル通り、洞のばあちゃんたちもよく言っていました。 「霊能力がなくとも、学びと努力を忘れない占い師は、 何よりも誰よりも優れていて、何よりも誰よりも勝る」 これは私も激しく同意することで、歳を重ねるごとにその気持ちは増します。 これはとても理由が簡単です。 一般的に言われる霊能力がなくとも、一流の占い師にはなれるからです。 このジャンルに当てはまる占い師の方で一部を除き、多くの方が真摯に仕 […]

  • 2021.05.24

《雑記》食事五観・一

一には功の多少を計り、彼の来所を量る。 ひとつにはこうのたしょうをはかり、 かのらいしょをはかる。 ※恐山菩提寺さま配布紙より引用 このお米は八十八回と言われるほど大変な苦労を重ねてできたものであり、 この食前にあがるまでに沢山の人の手を経て今始めて戴けたことに先づ感謝する。 実際は八十八回どころではないことをこの漢字が教えてくれています。 無限に広がり、無限に影響をしあっていることを教えてくれて […]

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