ばあさま語り

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  • 2018.06.28

ばあさま・やっている

岳洞 まわりどころの ばあさまのことば 自分はやっとる、 やっとるいうとるうちは なぁんもやっとらんのよ。 ほんまぁのやっとるんは、 やっとることも 気にしとらせんと。 やっとるうちに 気づいたら 行きついとるとよ。 生きることと同じばい(笑) 生きることかて 毎日のことやけん、 そげん気にしとらんとよ。 そしたら、いつぅの間にか 毎日が終わっとろ? 毎日がすぎとろ? 気づいたら 逝きついとるとよ […]

  • 2018.06.27

ばあさま・あずかりもの

岳洞 しまいどころの ばあさまのことば 命は自分だけのもん 思うとったら 痛い目あうばい。 命はな、 いきとるけん、命たい。 いきるいうんは 人と一緒におることばい。 一緒の人がおるけん、 いきるんよ。 一緒の人がおらんと いきるところがあらんとよ。 この 『いきる』 をやっとこさ、追いついてきました。 なんせ、ばあさまたちの言う『いきる』は色々当てはまるので、都度、都度、当てはめて、折り合い知っ […]

  • 2018.06.26

ばあさま・けちらす

貫洞 はじまりどころの ばあさまのことば あっちゃこっちゃと 蹴散らしとったら そりゃぁあんた、 まとまりのぉて 自分が困るとよ。 どれもこれも、 まとまらんくて、 どんどん、どんどん 氣散らしとると。 目ん玉、ひん剥いて しぃっかり狙い定めて 氣散らさんとね。 そこを出し惜しみしとったら 今度はただの 吝嗇(ケチ)になるばい。 やっとこの年になって言葉の意味合い、音の意味合いを掛け合わせて思い出 […]

  • 2018.06.25

ばあさまを想う

梅雨の空の中に 青空がやってくると 青の有難さも知り、 また 雨が教えてくれた 爽やかな色合いを知る。 この年になってきて ようやくと 空模様に一喜一憂することはなく ただ在るを受け取れるようになってきた。 ばあさまたちの空を見上げる 向こう側へのあの様相が 今ならやっと肚に感じ取れる。 ばあさまたちの横顔が 今でもふわりと浮かびます。 ゆるやかに たおやかに 今日もきりん堂はまじないます。

  • 2018.06.25

ばあさま・だいすき

岳洞 おさまりどころの ばあさまのことば 好きいうんが、 もーっとでっこぉなったら 大好きやな。 大好きやからって 辛い、苦しぃ がなくなるわけやない。 けんどな、 大好きやと どぎゃんことがあっても 乗り越えられっとよ。 辛い、苦しぃ。 あっても乗り越えられっと。 好きな仕事に就いていないから苦しい。辛い。悩ましい。 そんな風に思いがちですが、どんな仕事であったとしても現実はすべからく同じで、色 […]

  • 2018.06.24

ばあさま・いつまでもしろうと

岳洞 はじまりどころの ばあさまのことば 仕事いうんは いつまでたっても 素人の心構えで頑張るんが よかことよ。 素人は、 真面目に知ろうとするけんな。 謙虚に頭んさげて、 しっかりさげながら仕事すっと。 あまた上げたら、 スパーンと頸を持ってかれるげな。 頸が首でないところもポイントらしい。 頸には様々なエネルギーの路ならぬ路があると教えられています。 そして、謙虚であることの意味を考えさせられ […]

  • 2018.06.23

ばあさま・どっちでもいい

貫洞 きりどころの ばあさまのことば。 ええも、わるいも、 どっちゃでもえぇんよ。 最期に人が死ぬるときに 後悔ないよぉ生ききることが 大事じゃわぃ。 人ば傷つけたんやったら 生きとる間に誰かをたぁんと 幸せにするこっちゃね。 で、死んだ後に、 傷つけた人んとこ行って 土下座すっとよ。 許してもらえるかどうかは ぜーんぜん、わからんけどな(笑) 人の過ちはこれまた様々で、如何に精(生)いっぱいを尽 […]

  • 2018.06.22

ばあさま・都合じゃない

貫洞 おやすめどころの ばあさまのことば 心地よぉ暮らすいうんは 大切な人と生きることたい。 自分にとって都合よぉ 暮らすんは ただの手抜きの人生たい。 大切な人んために 大切な人ん喜ぶ顔が 与えられたら時が ほんとの幸せがわかるたい。 手抜いてえぇときと いかんときを よぉ、知っとかんとね。 人の幸せの形はいろいろ。 家族があってもなくても、手抜いた生き方は何かと薄っぺらくなってくるものです。 […]

  • 2018.06.21

ばあさま・うんめい

きりんばあさまたちのことば 宿命は変えられん。 けんど 運命は必ず変わるんよ。 変える意思と力を 行い全部に注いだら いくらでも運命は変えられるけんね。 生まれた日、性別、両親、その時の環境にある起きた現実は変わらない。変えられない。 けれど、今まさに未来の自分は、今の自分の行いが作っている。 その行いを継続することで未来は思いのままに。

  • 2018.06.20

ばあさま・みがく

きりんばあさまたちのことば。 魂なんぞ、磨かんでよろし。 魂はいつでもどこでも 美しく清らかで完璧じゃわぃ。 肉体を持った時からが 心の穢れはじめばい。 人間の行いと 心のありようを磨きんしゃい。 それを誤魔化すとに 魂の磨きとか わけわからんもん 持ち出しよっとよ。 自分磨きと魂磨きを 一緒にしたらいかん。 ぶっちゃけ、魂の成長とかもいらない。魂は常に美しく清らかで完璧だから。 人間の生きる後付 […]

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