貫洞 おくやみどころの
ばあさまのことば
生まれるときも
死ぬるときも、
お金は持っちょれんけね。
生きとる間だけ
お金は使うんよ。
自分のために使うし
他人のために使いよる。
どっちの「ため」でも
結局、自分で使うことを
決めよるんやけ、
最初っから最後まで
結局は自分やぞ。
お金の使い方は己自身の質を問うとも言います。
ホラのばあさまたちは、いつも質にこだわっていました。
質は室。
室は部屋。
部屋は家。
家は己。
質にこだわることは、己の生きざまにもこだわること。
お金シリーズを書いているからこそ、
あらためて自分の使い方を見返しているところです。