《雑記》中年期クライシス~お母さんがいなくなった②

《雑記》中年期クライシス~お母さんがいなくなった②

私はこの電話の後にすぐ娘様の母親(男の子の祖母)様に連絡を入れ、家にかけつけてもらいました。
娘様は午前中のうちに荷物をまとめて息子と娘を置いて出てしまっており、子供たちは夕刻まで必死に二人で耐えて帰りを待っていたのでしょう。
ただ、息子はこれまでのいきさつをよくわかっていて、もう戻ってこないことを察知しつつも、帰ってくることを信じたくてお昼も食べず、飲まず、この時間まで妹の面倒を見ながら頑張っていたのです。
ご主人も義母(娘様の母親)からの連絡ですぐに会社から戻り、家族は必死に思い当たるところを探す手配をしました。
息子は必死に妹を守ることとこれまでの心労もあってか、一気に寝込んでしまい、その後の1年ほどは何かと塞ぎがちな生活を送ることとなります。

結果的にこの娘様夫婦は離婚をします。
娘様は勘当されました。10年近く経った今現在もその状況は続いております。
ご主人が養育権親権ともに保持し、義父母の手を借りながら子供二人をシングルファーザーとして育てあげていきます。
その中で、数年後には子供たちも信頼をする女性と再婚しました。
再婚の決め手は、塞ぎがちだった息子がこの女性によってふたたび大人の女性を信頼するようになり、笑顔が戻り、またご主人よりも先に母親になってほしいとプロポーズをしたことが大きかったでしょう。
その瞬間に偶然にも立ち会わせていただいた私の眼には、今もそのあたたかな風景が昨日のことのようによみがえります。
今ではその方との間にも子を授かり、現在はとても穏やかで、どこからみても普通の家族になっています。

そしてこの娘様。
どうしてこのような状況と現在になってしまったのか。
振り返れども、振り返れども私の中での行きつく答えは、自責の認識・受容の欠落としか表現できないのです。
自責の欠落からスタートし、未だにその欠落の中にいる状態が続いているのです。

(続く)

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