好きなことをしていても。

好きなことをしていても。

スチールカメラマン時代の後輩が、
育成に悩み、連絡をしてきた。
詳細は割愛してしまうけれども、
言えるのは、
どんな仕事でも、どんなモノコトでも、
人間は人間の中でモノコトを成立させているということ。
人間関係で成り立っているので、
問題の何かしらを解決するには
やはりその人間関係の状況や環境を
大きくを修正するか、変化させていくのか。
併せて、
自分自身の立ち位置や権利、責任などをよくよくと考えて
自分の価値基準の見直しと共に
思考や行動の変化をさせていく必要が出てくるということ。

そして何よりも、
どんなに好きなことをやっていても、
それが仕事であっても趣味であっても、
人は悩みにぶつかるし、
不安になってこの道で良かったのか?
本当に向いているのか?
気のせいだったのか?
と迷い行き詰ることがある。
特に手に職を持とうとしている人、
持っている人ほど、
その場面が要所要所でやってきたりもする。
だから、
人を育てる側ほど、この場面を知って記憶に刻んでおく必要がある。
そして他者へ共感はできずとも、
他者を理解する努力は必要であるということ。

好きにも色んな温度があるから、
自分と同じ温度でモノコトを捉えている人はいないと思うのがベスト。
誰しも、温度がそれぞれで、
同じジャンルの中に居ても、
高まるポイントも、沸点も全く違ったりする。

そこを見つけてあげる。

見つけてあげることは、
相手を理解する、理解したい意思があるという表明にもなる。
そして、一緒に空間と時間を共にしたいという意思表明にもつながる。
ひとつひとつを積み上げていくほかない。

※アイキャッチの画像は下北沢の「ザ・モスク・コーヒー」さんで珈琲占いをしたときのカップ。
この時、私自身が自分以外の人との共感について学びなおしたころでした。
その意味がしっかりと占断に出ていたのを記憶したものです。

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