売買物件の最新状態を実感することと、
晩晩年を過ごす家の検討をすることを兼ねて、
定期的に不動産巡りをしています。
先日、伺ったところでは大変気に入ったものが2宅ありました。
戸建てとマンション物件。
理想物件でしたが、いずれも老後のタイミングや予算のことなどを考えると規格外となったため断念したのです。
この時拙堂の財務担当でもあるマネージャーの一人と一緒だったのですが、
私とっては当たり前のことが、彼にとってはとても不思議なことだったらしく珍しく質問をしてきました。
「今回はいずれの物件も地理風水的にも面白いくらいにお手本のようでしたが、
その中でも、戸建ては地理風水的に理想物件にもかかわらず、女系絶家で売買も行き詰っているのはなぜでしょうか?
良いとされる風水にもかかわらず、家は繁栄するどころが、廃絶の流れになっていますよね?」
彼の言葉に( ゚д゚)ハッ!とさせられました。
確かに一般的に善き風水や家相に住めば、善きこととして家が繁栄する、いいことがあるというイメージが前提です。
ですが、根本的に家を選ぶ際に考えなくてはならないのは、やはりまずは土地、地域の安全面や利便性です。
日常生活に不便のあるところでは、若い時は良くても年齢や様々な条件が変わったときには、いくら好きでも住むを継続するにはやはり難しくなるものです。
一番わかりやすい条件は、
車を必要とするのかしないのか。
平地動線・寒暖差などの地域と家屋状況はどうなのか。
食品日用品の買い出しに無理がないか(ネット通販はアテにしない。自力購入前提)。
体調不良等や定期的メンテナンス(歯科等)があった際の通院の状況。
いずれも年齢と共に利便性が求められます。
自分の家だけがどんなに風水・家相ではよくても、全体的な近隣地域、町内関連の地理風水状況が安定していなければ、結果的には砂上の家です。
そして何よりも、どんなに善きとされる家だとしても、住む人間にその資格があるかどうかというのもあります。
家は器であり、身体です。
そこに住まう私たちは器・鍋の中の具であり、内臓みたいなものです。
器・身体が見事であればあるほど、そのパワーの出入りは激しく強いのです。
その中で具である私たちがそれ相応に対応できる資質がないと、具や内臓は溶けだし、場合によっては干からびることだってありえます。
ましてや、その具・内臓が器を裏切るような日常の不養生・不摂生をしていれば、鍋も器も傷めばどうなるかは想像できることでしょう。
他にも色々と条件状態(暦等)によっては、風水・家相を後天的にいくらでもダメにすることが適う実例を彼には教えました。
どんな風に彼の中に納得と種・養分となったかはわかりませんが、彼のおかげで私自身もあらためて復習できたのです。
最近は、周囲の支えてくれる人のおかげで、色んな振り返りをさせてもらえています。
有難いことです。
様々な概念や考え方、風水・家相等に流派等があるのは存じていますので、あくまでも嶽啓道が考える一部と思って読み流してもらえたら幸いです。