念には念を入れて、
なごみのなかにも厳しさもって5日目を修。
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10日間の作法も中盤に差し掛かると、小さな抜けを感じることができるようになります。
始の頃は大きなザラツキが目につきますが、大まかそれをやり切ると満足して手を抜きがちになるのです。
ここからが作法のツボにもなってきますので、5~7,8日間というのはより気が抜けません。
リバウンドしてしまわぬように、念入りに念をこめて蓮華を豪華に薫り高く増やします。
お香の量が一気にここで減るのも特徴ですね。
心地よく過ごす中には緩いばかりではなく、キチッと締まる身支度もあります。
時にはどこまでもどこまでもゆるゆると緩めたほうが良いこともありますが、モノコトをあるべき姿に流すには、それなりのシナリと引き締めが必要です。
あまりに緩め緩い状況になると、シナリが時に不意な反発を見せて自分を傷つけることもあります。
故に、緩めつつも放置放任するのではなく、シナリ具合を確かめながら緩め、時には其等が不意な動きをしないようにシメるべきところはしっかりとシメる。
手綱を締めるという意味合いもこういうところからですね。
また、シメるということばには、「占める」というものもあります。
時には状況を引き締める意味を含めて占うこともあります。
人生の句読点を打つ前に、状況確認ですね。
この確認を見誤らないようにするためにも、ゆるみとシメの具合感は重要です。
時間の経過とともに、必要である氣運の流れをしっかりと読み取りながらまじないは進めております。