ばあさま・有難し

ばあさま・有難し

貫洞 きりどころのばあさまのことば

昼間は
目んの前に太陽さん。
背中にお月さん。

夜は
目んの前にお月さん。
背中に太陽さん。

生まれる前から、生まれた時んから、
いつもかつも、それが当たり前になっちょっるけど
このおふたりさんがいてくれるけん
安心して仕事できるし、
安心して横になって寝てられるとよ。

有難し、有り難し、やけんなぁ。

ゆっくり背中を預けて眠れるのは、地面の奥の向こう側に太陽さんがいてくれるから。
日々をまっすぐ生きていけるのは、背中をお月さんが見守ってくれているから。
いつでもわたしたちは、お天道さまの間で生かされているということ。
私たちにとっては当たり前すぎて当然の自然の成り行きですが、その当たり前の中で生かされているのです。
その当たり前は自分だけではなく、自分以外のすべてにもあるのです。
嶽啓道ではこの天と地のある姿を念頭に置き、私たちが暮らしていることを教えています。
三才思想の天と地と人、命の交わりなのです。

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