《雑記》中年期クライシス~お母さんがいなくなった①

《雑記》中年期クライシス~お母さんがいなくなった①

ある年の、年末寒さもひとしお染み渡る夕方遅く頃に、見慣れない固定市外電話からの通知を受け、不審に思いつつも出てみたところ聞いたことのある男の子の声でした。

「もしもし、あのねきりんさん、お母さんがいなくなっちゃった。」

電話の向こうでは、妹だろう幼い女の子の千切れるような泣き声が響いていました。

「うんうん、ちゃんと電話かけてきてえらいね。パパはどうしたの?」

「パパはお仕事。パパが仕事に行った後に、お母さんが出ていっちゃったの。」

この件は、先代さまからの顧客様でもあり、代々と関係を作ってきた家系の娘様の嫁ぎ先での出来事でした。
男の子は5歳になったばっかりで、妹はたしか3歳。七五三を今年お祝いしたばかり。
この娘様、いわゆる若くお付き合いした人とのできちゃった婚から、いつのどこからか人生の何かしらの不満を抱え、鑑定の中でもご主人のへの不満も含めて様子が乱れて変化していました。
都度、ご本人だけでなく、ご家族に対してもアドバイスをしてはいたのですが、厄介なのはこの娘様自身の心の置き所でした。
ご自身の未熟さを認めたくない、自分は悪くないことを通したいという根っこの部分が強くある方だったのです。

そしていわゆるキラキラ起業のブームが佳境を迎えたころ、俄かスピリチャルブームに傾倒してしまい、本来の自分の向き合う家族から目をそらし、耳障りの良い言葉や気分のいいものばかりに身を置いてしまっていたのです。
家族からは変な宗教にハマってしまった、洗脳されたのではないかを含め、金銭的な相談を何度かされ、
弁護士を同行してのその場に立ち会わせていただいき、債務整理を含め、表向きはその団体から一度は抜けたような状態にはできました。
家族は一安心だとは言っていましたが、私の中では全く真逆の意見があり、ご家族全体には、

「いえいえ楽観視できません。本人、腹の中では全く納得していませんよ。
これ、別のカタチで問題が起きますから、できれば心理カウンセラーや精神科の手を借りてください。」

それを言い残して半年後のことでした。

(続く)

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