鏡・手鏡(かがみ)

鏡・手鏡(かがみ)


呪術作用:邪気祓い

すべてをあからさまに映し出す象徴です。

鏡は神道においても神話にも登場し、日々の作法の中には欠かせない重要なアイテムです。
同様に、洞の呪術においてもとても重要で強力な霊力を持った存在です。
己の有様、己の環境のすべてを映し出しますので、どんなに表面を取り繕っても、鏡を前にするとすべてがあからさまになると考えます。
己の日々の行いのすべてが映し出されますので、後ろ暗い行動が続けばその映った姿のひどさに耐えきれず、目も当てられなくなり、一目散に逃げてしまうことでしょう。
そういったことからも、鬼邪なる存在を打ち消す、強力に祓う力があるとされるのが鏡です。
鏡との関係を常日頃から大切にすることで、己の行動のひとつひとつを見返すチャンスをもらえているのです。
鏡は鑑ともされ、占い師による鑑定はまさにその状況状態を鏡に映し出すように占術を駆使し、モノコトを定めていくと言えるでしょう。

一時的とはいえ、霊障を祓い除ける力は強大ですので、場の悪そうなところや人のところへ、出かけざるを得ないときは実際に鏡を持ち歩く、もしくはこの絵符を外側に向けて胸に持ち邪気から身を守ると良いでしょう。
「塩」の絵符と重ね持ちをすれば、より強力な護りとなります。
占い師や鑑定に関わる携わる人がこの絵符を持つことで、より明晰に占断技術を磨いていくことができるでしょう。

 

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