呪術作用:邪気祓い
祓い清めの象徴です。
箒は、古事記には「玉等」の名で登場します。玉とは霊魂のことで、清掃用具というより祭祀のための道具であったと考えられています。
塵を払い落とすはたきは、神社で罪や械れがある人に対して左・右・左と振り、穢れを祓い落とす大幣がそのルーツと考えられています。
箒もはたきも、神社仏閣では神事や祭祀での「祓い清め」に用いる道具です。
洞の呪術では、箒は「放つ鬼」、はたきは「たたき(叩き)落とす」という音に通じると考え、古来より邪気祓いのまじないには必ずこのふたつが用いられていました。
また祓うと同時に、はたくと同時に、善き風を呼び入れる、入れ替える、元に戻す。としました。
「理由はないが、なんとなく邪気を感じるとき」、「運気全般が沈み込んでいるように思うとき」などにはこの絵符を携帯し、かるく手に取って揺らして身の回りの氣の流れを変えると良いでしょう。
家庭の絵符と併用することで、家の中に邪気を持ちこまずに帰宅することもできます。
また家の中に万が一、そのような空気感がある際は、その二枚の絵符をかるくはたき合わせると良いでしょう。
配偶者の浮気心も追い払ってくれるというご利益も期待できそうです。