占い師に向いていますか?

占い師に向いていますか?

私の顧客からの紹介での鑑定では、この質問を頂くことが多々あります。
この手の質問をしてくる方々のパターンは、

・駆け出しの
・売れていない(経歴問わず)
・経歴はあれども伸び悩み(売上の有無)

駆け出し、売れてない方にとっては、先輩で尚且つ、売れているだろう占い師にアドバイスをもらい、自分がその道で食べていける、向いていると言ってもらいたい、太鼓判を押してもらいたいという期待で聞いてきているのでしょう。
ですが、この手の質問をする人には厳しめですが私の対応は二つです。

・ハッキリと有無を伝える。
・適当に流す。

どちらの回答でも言えることなのですが、この手の質問をしてくる人は、続けていても遅かれ早かれ挫折を味わいます。
そして適当に流された人の多くは、何かしらの理由を作って、占い師という職業から撤退することがほとんどです。
もしくは、ながら仕事のように挫折感の中、不満足と不納得の中で占い師を継続し、また別の先輩占い師のところへ行って、同じ質問を繰り返していくのでしょう。

言えるのはどの職業であっても、占いでわかるのは向き不向きの大枠だけなのです。
職業の向き不向きを鑑定で見るのは、あくまでもその人の命式(生年月日から見る運相)にその素養があるかどうか、だけに等しいのです。
その大枠をキッチリと形作り、自分の骨組み、時には自分の人生の屋台骨にしていくかは、自分自身の意思決定になっていくわけです。
その素養を本人が実感し、使うことを試行錯誤し、時には挫折し、時には壁にぶち当たりながらも、自分で自分を叩き上げられるかどうかなのです。
多少のその人の強味によっては、叩く必要もさほどなく(叩かれてる、叩いている実感がないだけの時もあります)進むこともあるでしょう。
そして、私がこれまでの長い鑑定歴の中で様々な方々を見て思うのは、

自分以外の人に「○○になれますか?」と問いかけているうちは、その職業の真髄には行けないし、本当の意味でその職業で食べています、と言える人にはなれないでしょう。
自分以外の人に聞いているうちは、他者依存の決定をしていて、自分の人生の一部を丸投げしていること同様なのです。

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