いずれも大切にしたい。

いずれも大切にしたい。

本日は新暦の七夕ですね。
先日は新田神社で短冊を書かせていただいたので、
ほんのりと今日は心が浮足立っているところがあります。
安寧が世界にあることを祈ります。

さて、新暦旧暦、どちらの方がまじないには特化した暦となるか?というご質問を頂くことがありますし、
また、旧暦が一番良いですよね?と同意を求められてしまうことも多々あります。
正直なところを言うと、私にとってはどちらもアリであり、大切です。
現代は新暦の中で社会が動いているので、大きく想念のカタチも含めて人の意識は新暦が大きく影響します。
とはいえ、旧暦ならではの地霊の運氣というものは決して見過ごせません。
ですので、嶽啓道の洞の中ではばあちゃんたちも両建てで大切にしておりました。
まじないの種類によって、暦に特化した内容に合わせて新暦と旧暦を使いこなしておりましたよ。

いずれにしても、私たち洞呪術ではこだわるところと、そうでないところがハッキリと見えるようで見えず、柔軟に状況に合わせていくことでまじなわせてます。
そういう意味でも、年に二回の七夕まじないは、それぞれに特化したものになるので、二種類を楽しめたり、祈りの深さが変わったりするのです。

占術においてのあれやこれやについては論じません。
洞占術においては、地域性が重要視されますし、日本全国どこでも同じ時間に陽は昇らず沈まず、なので時差も含めてだけでなく、その地相によって太陽太陰の姿と風の流れを重視します。
そういう意味合いでも、ひとつに決めつけたり、どれが正しい、正解なのだと議論するのもまた違和感なのです。
それぞれの占術師の方が思うやり方と発言にご自身がしっかりと自分の責を引き受ければよいとさえ思うのです。
私も若い時は、とやかくと口を出したくなったものですが、ある時のある場からそれらを一切言わなくなっております。
思い返しても未だに、ちょっとした黒歴史的に恥ずかしいです。
あの時に関わってくれた方々には申し訳ない位には、後悔の時期です。
だからこそ、二度と同じ轍を踏まないようにしたいと思うのが、この七夕の時期でもあります。

正しい、正解よりも、自分自身を含めて、行動を選んでいることにしっかりと責を思う、引き受ける、があることを忘れずにいたいと思います。

雑記カテゴリの最新記事